英語史小ネタ

中学レベルで使えそうな豆知識です。

q という文字は昔は無かった。 出てきたのはノルマンコンクエスト(1066年)以後

j,v という字は古英語にはなかったので j, v からはじまる語は英語本来の語ではない。

自分を示す I を大文字で書くのは、小文字だと印刷したときに見づらいから。英語の兄弟分であるドイツ語やオランダ後ではそれぞれ ich,  ik となり小文字のまま。

second に秒という意味が生じたのは1時間を2回続けて60分割すると秒になるから。

women の発音の理由 もともと woman は wifman であり、むしろ単数の方が変化した。

u と v はもともと同じだったから w は v が2つなのに double u と読む。

bird はもともと brid 。i と r が入れ替わった。three と third の母音の位置もそう。
日本語の例だと「新しい(あたらしい)or 新た(あらた)」や秋葉原(あきばはら→あきはばら)。

 

私は大学時代に go の過去形 went は wend からできたと先生に教えていただいて、すごく感動したんですよね。それまでは英語史などは微塵も知りませんでしたから。あとは例えば cancer の意味の変遷 (カニ→癌)について教わったことも印象に残っています。
英語の様々な側面には歴史的な理由があって、それを知ることで私の場合は興味が深まったんです。なので自分でもなるべく生徒の興味を引こうと心がけています。